マンガのセリフはサロンワークで非常に使えるものだった
観てますか？ワールドカップ。
ワタクシ全く観てません。
それどころか今年開催されてることもここ数日で知りました。
構いませんよ。非国民呼ばわりされても。
歩いてるところ見かけたら、どうぞ尖った石とか投げつけてやってください。
先日お客様から「高校生の甥っ子が美容師になりたいらしい」という話を聞きました。
素晴らしい。
過酷と言われるこの業界にどんな夢を描いているのか。
なかなか気骨のある若者と見受けられます。
特に男性美容師は今や「付き合ってはいけない3B」などと揶揄されています。
「バカ・ブサイク・貧乏」という3Bではない。
「美容師・バーテン・バンドマンには総じてクズが多い」という事らしいです。
ワタクシも学生時代はバンドメェーンでした。
トータル2Bを渡り歩いてきた身としても、あながち間違ってないな、というのが正直な意見です。
是非とも彼にはそんな風評被害にもめげずに、モテモテ美容師になってクズっぷりを発揮してほしいですね。
美容師に必要なスキルと言えば、技術力、センス、セルフプロデュースなど多角的にありますが、何より大事なのはコミュニケーション力ではないでしょうか。
自信がない？ワタクシもそうです。でもコミュニケーション力は経験により磨けます。
それでも自信がないとおっしゃる方に、サロンワークの場面で使えそうな「マンガのセリフ」を集めてみました。
将来美容師になりたい人、ちょっと美容師の真似事してみたい人、これを使えば叶います。
ついでにお客様が使えるセリフなんかも入れてみました。
美容師さんに言いづらいことなんかも、これを参考にすればバッチリです。
尚、決して名セリフを集めたわけではなく、少年青年マンガに偏りがありますがご了承いただきたい。
お客様のご来店
初めて会う方であろうと、何度もお会いしている方であろうと、ファーストコンタクトは非常に大事です。
人は第一印象で決まるとも言います。この瞬間であなたのモチベーションが伝わるのです。
どうでしょう。この光悦の表情。
垣原が長年抱いてた願望を叶えてくれる相手、イチをやっと見つけたというこの幸福感。
「そんなにも私のことを心待ちにしてくれてたの、、、？」とお客様も感動することでしょう。
しかしいきなりお客様を変態呼ばわりもいかがなものか。
この人、気持ち悪いと思ったお客様は遠慮なくこう伝えましょう
カウンセリングがうまく進まない
人間言葉だけで相手の思考を理解するのはなかなか難しいものです。
その言葉の使い方、ボキャブラリーも人によって違います。口下手なんて人もいるでしょう。なかなか想いを伝えれないお客様もみえます。
そんな時はこちら側から色々問いを投げかけ、悩みや問題点を引き出すのです。
この圧倒的な威圧感。
いきなり「質問に答えるor死」どちらかを選ばなければならないなら、どんなに口下手な人でも誰もが即決で答えることを選ぶはず。
流石にこれは圧迫感ありすぎだろ、って思った方、もう少しソフトにこんな感じはいかがでしょう。
提案を２つに絞り込んでの二者一択。
これならお客様も選びやすく、尚且つ完全にお客様に責任をなすりつけることができます。
お客様側でこれでもアレコレ伝えるのが苦手orめんどくさい方は
これでいきましょう。
ただしどんな仕上がりになっても文句は言えません。
デザイン決定！施術に入る前の決めゼリフ
滞りなくカウンセリングも終わり、どんなスタイルにするかも決まりました。
しかし！
お客様の心はまだ不安なのです。
特に初めてのお客様であれば「ホントにこんな感じになるのかな？」とドキドキしてます。
なぜなら今までならなかったから、新たに美容室を探しあなたのところに来たのです。
そこでお客様を安心させる絶対的な一言。
これはキマった。
金田一少年がこのセリフを吐いた後の事件解決率はなんと100%です。
ここまで安心できるセリフはあるでしょうか。
ただし、お客様はあなたのおじいちゃんのことなど微塵も知らないので、余計に不安を増大させる恐れもあります。
そして決定したデザインで問題ないと踏んだお客様からは
う〜ん、潔い。
薬剤の素晴らしさをお伝えしたい
パーマやヘアカラーの薬剤は、数えきれないほどのメーカーがあります。
どのメーカーも日夜研究に惜しみなく時間を割き、毎年のように新しい商品が開発されています。
そんな中で自店がセレクトした薬剤の素晴らしさをしっかりお伝えしましょう。
もうこの一言でいいんじゃないですかね？
世界一だと思えるものをお客様に使っているのです。
「えっ？この人ナチスなの？」って思われても気にしない。
シュトロハイム大佐のようなテンションで凄さが伝わればいいのです。
それでもどうしてもお客様の体質や肌に合わなかったということもごく稀にあります。
もし背術中に痛みを感じたりしたお客様は、我慢したりせず必ず美容師に伝えましょう。
意識高い系お客様を納得させる
ネットによる情報や、昨今のオーガニックブームにより、お客様は日常で使うものの成分に対しての関心が高まっています。
ワタクシ自身は過剰に気にしない質なのですが、中にはちょっと神経質な方もいらっしゃいます。
「このシャンプー、悪いものとか入ってないの？」
などと尋ねられたらこんな風に一蹴しましょう。
死に至る可能性のあるドラッグを被験者に飲ませるために自ら服薬してみせるデコ助野郎こと鉄雄さん。
無論、お客様を安心させるために、美容師もシャンプーを一気飲みするくらいのパフォーマンスが必要です。
そしてカニみたいに口からゴボゴボ泡を出しながら「ね？問題ないでしょ？」とドヤ顔してやればいいのです。
美容師の人間性に問題があるのですが。
お客様にお褒めの言葉を
さあスタイリングも終わり、完成です。
ここで美容師から「よくお似合いですよ」なんて歯の浮くような褒め言葉でもあれば、より一層お客様は安心をするはずなのですが、なかなかにこれが照れ臭い。
ワタクシもそういうのが苦手で、人がやった仕事を褒めるのはできても、自分の仕事を自画自賛してるような感じで、なかなか言えないんですよねぇ。
もうそんな時には、むしろかなり振り切った自画自賛が有効かもしれません。
なぜか急に自分を褒め出すスタイル。
お客様そっちのけで鏡の自分に釘付け。
いいのです。
自分が美しくないと、美しさは提供できるはずもありません。
そんなバカな美容師はさておき、仕上がりがイメージと違うと感じるお客様。
カウンセリングの時に、みんな口では達者なことを言います。しかしみんなその通りに仕上がるのであれば美容室探しなんてしなくていいのです。
ほんこれです。
できると言った以上、やれよ、と。
お見送り〜お別れ
さぁ出口までお客様をお見送りです。
この最期の印象が、そのお客様の頭の中に残るあなたのイメージになるかもしれない大切な場面。
うわ。
シンプルに気持ちわるいです。
しかしこの気持ち悪さがあるが故に、お客様の脳裏からあなたが離れられなくなるのです。
え？いい意味で？
もちろん悪い意味で。
お客様は二度と来るか！という気持ちでいっぱいの上に気持ちわるい別れの挨拶。
くらわしてやりましょう。
ブチャラティかっこいい。
もう顔を合わせることもないであろう美容師に対して、フルボッコにした上にイタリア語で〆です。
ここまでしとかないと勘違い美容師は増殖する一方なので、一種の社会貢献と言えましょう。
と、まあこんな感じに結構マンガのセリフは使えますね。
これだけのネタ探すのに結構時間かかったんですけど、ワタクシ暇ではないですからね。
暇では、、ない、、、ハズ、、、、
、、、、、、、、、、、、、多分
番外編
・アシスタントに指示を出す美容師
ここでいう「バール」とは、なんかボルト回すための道具です。
緋咲さん、これでパーマでも巻くんですか？。
・お客様にご紹介をお願いする
こんな傲慢な紹介のお願いの仕方があるでしょうか。
しかも紹介しないと殺されるとは。
スタッフを採用するときの面接
フリーザさまは汎用性高い。
・ボイラーが壊れてお湯が出ないトラブル
水の方が気持よくない？ってのをカラダ張ってアピールしましょう。
・急に近づいてきた美容師に対して
拳銃向けるのはさすがにやり過ぎ。
・馴れ馴れしい呼びかたしてくる美容師へ
頭髪が著しく薄くなってきてる美容師には効果てきめん。
・「休みの日は何やってるんですか？」の問いに
ごもっとも。
・お会計が思ったより高い
ではさようなら。
